G&T SOFT国際部 3号用記事           徹底比較!ぎゃるくえVS人参君 提供:Tomorrows Soft、KAI magazine(共に無断) 日本の「ギャルズクエスト」、スペインの「人参君」と言えば、ともに、両国を代表する、近年では珍しくなったというよりこれしかないエロゲーシリーズの代名詞として有名だが、特にぎゃるくえがスペインでは発売も翻訳も(私の知っている限りでは)されていないこともあって、お互いの国内以外での知名度は芳しいとはいいがたい。 これで、期待されて久しい、モオソフトの「三つの願い」が発売されれば、文字どおり三つ巴の闘いとなってただですら少ない(わけではないらしい)MSXエロゲー市場のパイを奪いあってエロゲーファンには嬉しいことこの上ないのであるが、今の所そのような予定はないらしいので、一応両ソフトハウスと密接な友好関係を維持しているという自負を持つ私はここにてあえて彼らに厳密な評価をさせて頂こうとしよう。 ●簡単な概略 ギャルズクエスト1(以下ぎゃるくえ1) 1995年から今まで発売されているダンジョン探索型ゲーム。FM音源なしの2(おそらく)全てで動作する。「史上初、主人公がオナニーするRPG」の謳い文句には、筆者・某似非職人工房の御仁など多くがだまされた。 一歩ごとに性欲がたまっていく主人公が、ムラムラする性欲を振り払うため、襲いかかってくる女性型モンスターを××したり、最初から連れている人工女性型パートナーを××するというまことにもってありがちとは到底言い難いストーリーなのだが、何といっても目を引くのはダンジョン内になぜか設置してある男子トイレに入ると、主人公が「抜く」と言う斬新な設定。溜まると連れの女のケツを触ったり、敵のオッパイを触ったりする程の変態スケベェに加え、そこまでやるか普通...とツッコミの一つも入れたくなる。 さらにこのゲームは、「一発必中」と言われる主人公の子種の濃さが魅力の一つだ。コンドームをちゃんと買ってつけないと、いきなり王女さまによびもどされ、「彼女は妊娠してしまったのですよ!!」とお説教をくらい、いつのまにか堕胎料として有り金全額をとられてしまったという厚生省の太鼓持ちとしか思えないトラップにひっかかった経験を持つ人はゲーム内実生活を問わず読者の中にも一人はいることだろう。 「ギャルハンター」をメジャーにしたソフトとしても有名。魔法「シャッセ」の画面に飛び散る液体も作者が懸念していた事項の一つ。 ギャルズクエスト2 妖精養成養成 1996年の夏のMSXフェスタにて記録的な売り上げをまたも記録した有名ソフト。「今回は男子トイレに加え、女子トイレ・男風呂・女風呂が登場します」が売り文句。 その後回収騒ぎを起こしたが(後述)、たかがパナソニック系では起動が面倒臭いくらいで、原価をはるかに上回る経費を使って差し替え+アルファのディスクをお詫びとして送付した態度は、かの不良動作駆逐委員会のよしまつTUQ氏をして感涙にむせばせた。 アホウな妖精エミリーを一人前に育て上げるためにまたもや主人公が、波乱・冒険・お色気・男色に満ちた旅に旅立つという内容なのであるが、ダメージが69ポイントになる度に「シ、シックスナインか」とメッセージが表示されるなどことかしこにパワーアップした演出が目立つ。稀出現モンスター「スカイギャルンター」の誘惑の視線を浴びてしおれる主人公の姿に共感を覚えなかったホモ野郎は少なかったはずだ。 ちなみにゲームの最終(エミリーの末路)はプレイ自体より、普段の育成コマンドの実行回数で決まることの方が多い。AVギャルのエンディングは色んな意味で涙をさそう。 人参君1 LILO これまた1995年、バルセロナユーザーの集いにて発表された他愛のないADVゲー。なお、「人参君」は言うまでもなく日本版タイトルである。 ゲーム開始後数分の「タッタッタッタッタッ....ズボ!」はエロゲー史上最も衝撃的なシーンとして今や知らないまでもないが、なぜ空飛ぶ人参が日本人の女を次次と犯しまくらなければならないのか、理解に苦しむ。 動作環境は2以降となっているが、なぜかかなりの2+で動作しないらしい。さらに、音源はSCC onlyとなっているので、あの激しいシーンにそぐわないマヌケな(作者いわく「スーファミ版ドラゴンボールを参考にした」が絶対関係ないと思う)音楽が聞けない人が多いというのがさびしい。なおかつ、R800モードの調整をとっていないため、Z80立ち上げするのを忘れるとメニューはろくに選べないわディスク入れ替えの時ドライブアクセスは止まらないわ腰遣いがめ・ちゃ・め・ちゃ・激しいわで笑いがとまらないことこの上ない。 このソフトはゲーム自体もさることながら、日本に紹介されるに至った経緯が興味深い。 このゲームは本来売り物らしいのだが、私のマブアミーゴPlot氏がなぜか勝手にホームページに、何の説明もつけずにダウン用ソフトとして掲載。それを間違ってダウンしてしまった筆者が間違ってプレイしてしまい、即座に本屋へ直行。スペイン語の辞書をその場で買って、3日間で習得し(笑)、日本語(ただしローマ字。理由は後述)に訳してしまったのだ。その数日後に、かのMSXイベント「MSX墓参り」(注1)にて公開してしまい、「ジャギー消しなってねー」と悪態をつかれながらも、あれよあれよといまむら秀樹氏のご厚意だかなんだかでSYNTAX実費ソフトとして現在、実質ダントツの売り上げを誇ってしまっているディスクライターお騒がせソフト。 注1:嘘。本当は「はつもうで」の間違い。 人参君2 No Name 元来、LILOとは別の系統に属するものなのだが、ここでは作者の意志に逆らって日本での流れとしてここに含ませていただく。 1996年11月に第一版が登場した際には100部を即完売。1997年4月には、世界最大の「ティルブルグユーザーの集い」では、イベント事前に何の予告もなかったのにも関わらず、英語バージョンが53部の売り上げを記録(余談だがこの時すぐ近くでは当G&T Softの絡んだ「偽ソリッドスネーク」がバカ売れしていた)。それでもあきたらなかった作者は、前々から実は注文していた筆者に元データと開発資料を提供。またもやまたたくまに、外国人にも読みやすいローマ字仕上げを終えた筆者はそのまま5月3日にあのい●ひのくさい息(注2)のかかった北海道ユーザーの集いでの公開を敢行。カース末永氏を「ジャギー消ししてぇ〜」と興奮させるも、ディスク3枚組1500円という1と比較にならない値段設定のためか平均所持金300円以下の北海道ユーザー相手には一枚も売りつける事が出来ず帰る。現在でもまだ余り著名度は高くない。なお作者はデュプリに5万円つぎこんだらしいので、回収はほぼむりだろう(苦笑)。 動作環境は、RAM128KBの2以降。R800にもちゃんと対応している(ただし何の変化も起こらない)。SCCは付かない(後挿しは暴走する)。FM音源、MSX-AUDIO対応(聞いたことないので持っている方がいたら貸して下さい)。 ちなみに、ヨーロッパでは、2は256KB以上が普通である。ソニーHB-F9000がやたら普及したのも一因。2+は、自然画モードがいまいち使えない・漢字は要らないといった理由につき、単なるRAMすくねーマシンとして扱われ全く普及しなかった。 注2:嘘。くさくない。 と、ここから、詳しい内容紹介を兼ねた、この記事のタイトルでもある「徹底比較」へと移らせて頂く。 1. 登場人物の国籍 ここで我々はあることに気づく。 ぎゃるくえシリーズの主人公の名前は「ハイデア・メッサム」。到底日本人とは思えない名前である(2の町並みと警察署と税務署は完全に日本だが)。さらに、「エミリー」「レメディ」といったイギリス人だといっても通用しそうな名前が多数目につく。2のじじい「ギュルド」に至っては、同人の本場オランダによくいそうな名前だ。ただ、1の国名「ビルノ・マチーニガ王国」は明らかに日本語なので、そこは一つ判断に苦しむのだが。1の最強装備は、「ふんどし」だし。 一方、逆に、「人参君」の登場人物は、紀世子・洋子・優子・由紀全員日本人である(人参君本人はLの発音が入っていることからしても、今一つ確証に欠けるが)。由紀の名字が「スパルコ」などという漢字になり得ない名前なのはご愛敬だが、「死比等 魁」が作者の分身だというあたり(他に、彼が主人公のシリアスゲーがあるらしい)、友人だというセニョール山田君に一度詳しい話を聞いてみたいものだ。あんな名前がスペイン語の文章の真ん中に突然でてくるのを日本で最初に目撃してしまった筆者の気持ちを想像してほしい。 2に出てくる金髪碧眼の亜美ちゃんはまあご愛敬として、何だかんだ行ってエロゲーの主人公には現実離れしていてほしいといった気持ちがここに現れていると私は考える。Tomorrows Softの方はエロゲーが一番安く買えるという理由でMSXを購入したのだそうだが、魁氏は98ゲーを良く遊んでいる(人参君2はオープニング等にある通り、RUSTYという98ゲーをパクったのだと本人は言いはっているが誰もそんなものは知らない。それより宿敵になってしまっている金八先生の方がよっぽどヤバい)。 ただ、昨今のエロゲー(ときめきメモリアル含む)の多くが、日本人には見えない日本人を題材としている以上、日本人が全員髪が緑とかピンクだとか思われてもしょうがない時代に世界的に見て我々は今住んでいる。 2. プログラミング これは、もう洋の東西と問わないだろう。「エロゲーは基礎的なプログラミングしかしない」。前出のよしまつTUQ氏が、ギャルクエを「同人のゲームは全てこうあるべきだ」と評した時の顔はマジだったことからもそれはうかがい知れる。 ギャルクエ1の、サブルーチンを極限まで使わない一本プログラム。同2の、全てのシーンで殆ど同じプラグラムを使用している、ディスクスペース食い仕様。なおかつ、共通した、ON INTERRUPT + PLAY文(さすがにPSG。FM音源だったらどうなっていたことか)全てが、プログラムオタクの鑑賞に耐えられるものとなっている。イベントを盛り込むために、2の洞窟シーンでの魔法使用がユーザーエリアの限界上カットされたと言う作者の告白が涙をさそう。 2は、初期ロットの製品では、例えばGTなどでは、MSXの電源を入れた後、RUN AUTOEXEC.BAS という面倒な手続きをしない限り起動しなかった(もしくはCTRL立ち上げ)。このため、改良版に、本来アンケートに対してのサービスであった、画像・設定集が、追加されたディスクが配布されるという珍事も、今となっては良い思い出である。 人参君も、BASICのくせに.COMという拡張子名な謎の事実を除けば、殆ど同一である。2の多重・遠近法スクロール、しゃべる敵キャラ(4面)などの特殊フィーチャーはこの各場面独立システムに負う所が多い。 そして、人参君シリーズ最大の特徴とされている、ローマ字表記。一体なぜなのかは分からないが、通常の文字表示ではなく、裏画面から一回ごとに文字フォントを転送する仕様になっている。でなぜかこれがアルファベット大文字以外はビックリマーク(!)やハテナマーク(?)などのごく一部を除き数字に至るまで使用出来ないため、2の作者の住所表示なんかにかなり無理が生じてしまった。なおかつ、プログラムを見ると分かるのだが、別に、文字列のASCIIコードに応じて自動的にフォントが呼び出されるわけではなく、IF A$="A" THEN COPY何とかかんとかというすごい事を一回一回ごとやりこんでいる(苦笑)のが恐ろしい。 ただ、スピードに関しては、文句なく人参君シリーズの方に軍配があがる。 ギャルクエが、割り込みのため、Z80ではフィールドを一コマ歩くのにすら苦労するのに比べ(ちなみに作者はターボRを持っていない)、人参君2は、Z80オールBASICで全方向多重ドットスクロールを実現させている!! これは、べーしっ君を改造し、音楽ルーチン(ヨーロッパ標準のMoon Blasterドライバー)とグラフィック圧縮機能などを備えた人参BASIC(注3)。それに加え、極度に原始的なプログラミングが逆にスピードアップに貢献している所が多い。オールグラフィックなのに巷にあふれる、スプライト使用マシン語ゲームをはるかに超えたなめらかさ、スピード。やはり、「ゴンザレス」と言う名前のやつがいても誰も気にしない国はあなどれないな、というのが正直な感想だ。 注3:筆者の勝手に付けた名称。ちなみに2では1よりかなり改良されている。 使いたい人は、人参君2のディスクAを用意して(バックアップは残すこと!)、何もささないでMSXの電源を入れる。(DOS2を持っていない場合はCTRLキー立ち上げ)。 AUTOEXEC.BASをLOADして、2行を 2 POKE&HFBB1,1:POKE&HFBB0,0 から 2 POKE&HFBB1,0:POKE&HFBB0,1 に変更する。 その後、 280 END を追加し、RUN。 するとメインルーチンをロードした後、ゲームは始まらないでBASICに復帰します。 この後、人参君シリーズの.COMファイル(あくまでもBASICです念のため)を実行出来るようになります。 CTRL+SHIFT+CODE+GRAPHを同時に押せば、中断も出来ます。(ディスク3のビジュアルシーンとか) 中断した後は、F1キーでSCREEN 0復帰、F2で音楽、F3で音楽中断して下さい。その後、改造・ロード・セーブ・RUNなどの作業が可能です。 3. グラフィック エロゲーはグラフィックが命だと言われている。その点がチープの巨匠と並び称される両者には懸念されるが、どうだろうか。 ギャルクエの亀井秋霜画伯の、目と頭の大きいキャラたち。色のパステルさが際立つ。90年前後の、エロゲーが、今のように「ぐちょぐちょいや〜ん」な、目をそむけたくなる感じになってしまう前のよき時代最後を思わせる絵柄だ。「デッサンが正確でないと」と嫌がる御仁もあろうが、元々エロゲーにデッサンなんて本当はないだろ。某牌豊氏の、NVには決して掲載されないやばい一人えっちグラフィックがたまんなくて、駄目だってのにNVの感想コーナーに依頼のお手紙を出してしまう筆者と同じ趣味の方には是非拝見してほしい。 余り過激なシーンは少ないが、それでも1のファンメイとする時のバックからのシーンと、2における難敵ギャルフォックスを倒した時の背景の身もふたもないメッセージには「おじさん負けた!」といいたくなった。 一方、規制と無縁な敬虔なカトリック教徒が大勢を占めている国スペイン(1の「教育委員会」が元々原文中「Iglesia 教会」だった事は有名な話)で生まれた人参君シリーズ。 説明の要はないだろう。SODAN氏その他をして「この女の子、みんな穴開きパンツはいてるの。」という疑惑を抱かしめた、ズボズボシーンの連続。日本のエロゲーなんだか何だか全然分からないが、少なくとも「モザイク消し」とは縁遠い世界なのが何ともいえない。しかも2ではおしっこすら漏らすと来ている(ちなみにBボタンで再度鑑賞可能)。 さらに2の二面クリアデモでは、カーソルキー前後操作で、対象の穴の前後を選べるというクソも味噌もいっしょくたな御褒美までついて思わずグラシアス・アミーゴだ。1のエンディングで、パワーアップした魁の足が細すぎることや、2のゲーム中表示されている顔とデモの時の顔が全然違うことはここでは問題にならない。後、海外ではDD倶楽部がなぜかフリーウェアとして扱われているのだが(注4)、タイル機能がないため、未だにその発想がなく、前出のカース末永氏が、「男はぞんざいに描くっていうCGの基礎をおさえている」と2のゲームオーバー画面を見て嘆息していた。 何もかも、「ジャップエロゲームは西洋のパソコンシーンにとって革命だった。それ以前は、我々にはGIFとJPEG脱衣ポーカーしかなかったのだ。」とポツリと漏らしたMSXアミーゴ同盟の一因の言葉から源を発している。海外で最初に訳されたゲーがピンクソックスとピーチアップなんてことはもう話題にもしたくない。 先に、「登場人物は全部日本人」と書いたが、筆者は、どうみても日本風なのに名前が「イヴォンヌ」とかそういうエロ婦人ばっかり出てくるブラジル製エロゲー画像を見たことがある。あと、MIFユーティリティー(注5)の付属品として公開された、PINK SOX HARD SHOWなるもの(注6)もまだ送られてきてない。待ち遠しい。 注4:興味のある方には差し上げますが、使用法はマニュアルがないため分かりません。 注5:MSXの画像機能を大幅アップされる驚異的な表示フォーマット。限定品なので、G&T SOFTに問い合わせてきても販売or差し上げられません。でも多分、あのエルベ氏がコピーさせてくれると思いますので、適宜対応して下さい。 正規版の問い合わせは Laurent HALTER 4, Eigenthal 57 870 WALSCHEID FRANCE までお気軽に(出来るわけないか)。 注6:ピンクソックスの画像をぶっこ抜いて、ボカシの所に自分で●●の部分を書き足したという、イース1のタイトル画面のおっぱい隠す水晶を見た人の10万人に一人はかならずやった事(ちなみに筆者の友人に一人実在)と同レベルのいや〜ん下品な画像集。本音を言えば見たくない。 4. ゲーム性 エロゲーは、エロとゲーで成り立っている以上、ゲーム性を損なっていてはどうしようもない。某ときめきメモリアルは、そのへんを巧みに操作してお子様除外指定を免れている。デパートの子供広場の下級生ポスター自動販売機とはその点がえらい違いだ。これらは、どうだろうか。 ぎゃるくえ1はすばらしい。ハイドライド3の「空腹度」みたいなただのゲームの味を損なうだけの設定とは違い、たかだか100歩歩いた位で女の子を××したくなって××したくなってもういっぷんいちびょうといえどもがまんできなくなってしまうほど(そんなヤバい状況実際にあるだろうか??という疑問はさておき)性欲の強い主人公という画期的な設定。実際にゲームをしていると、本当にしたくなってしたくなってたまんないくらいバランスがきついのだが(コンドームが高い!)、その分、最終段階では、性欲が強いほど攻撃力がアップするという逆手にとった武器が出現するようになっていて心憎い。欲望だか肉棒だか知らんが、ここまで分かりやすい奴には初めてだ。MPも、なぜかこのよくぼうメーターと共通しているので、体力が回復すると精力が増してしまうため、大変困ってしまうつくりとなっている。余計な薬とかそういう便利なものは全くなく、性欲で全部用が足せる配慮がゲーム自体と相まって心憎い。 2では、幾分ゲーム自体がヌルくなっているせいもあって、連れのエミリーが戦闘中に勝手にイタズラして抜いてくれるようになってしまい、子種を孕ます状況はまず(というよりめったに)ない。 人参君1。ADVなので死ぬことはない。幾分、トイレで洋子を待ち伏せるのに必要な碇を見つけるのに苦労したが、それ以外ひっかかる所はないだろう。 2は、さすがに、近年まれに見る正統派アクションなので、難度は高い。残念ながら、4面をのぞくと、美少女敵モンスターはあまり出てこないので、その辺を「趣無し」ととる向きもあろう。 具体的には、コギャル女王様の亜美ちゃんがムチを振り回し(パワーアップしても鎖にはならないのが残念)、敵をぶちのめしながら鍵を集めてボス(ちんちんまで骨になった大ガイコツとか)を倒すという趣向なのだが、近年の、3日で解ける日本ゲーに慣れた向きには少々キツい。ただ、ペンタローオディッセイ(注7)とかに比べればかわいいほうだ。 注7:最近発売されたアクションゲーム。NVマガジンでは誰も体験版すらクリア出来ず大顰蹙を買った。定価1200円。ジョイパッド・FM音源対応。問い合わせはG&T SOFTまでお気軽に。 5. メッセージ エロゲーの真骨頂はわびさびの分かる「セリフ」である。いつでもやらせてくれそうな雰囲気を作るエロゲーで我々青少年の精神は育成されるのである。いや、育成されたはずだ。 色々あるが、ここでは、ギャルクエ2で、各シーン毎に異なることになった、敵とのご褒美シーンのテキストをとりあげたい。 ハイデ「ここかなぁ?」 *「ああん...ううん...」 *「ううん...いれてほしい」 ハイデが出し入れするたびに、かのじょのそれがハイデをつつみこみ、ぬらしてゆく。 ハイデ「うりゃあ!」 ... ハイデ「あー、きもちよかった」 一昔前の安手のエロアニメもかくやの鼻血ブー(人によっては鼻水ブー)なメッセージの羅列の後の無責任な一言が、またよい。1がワンパターンなセリフだったことを思うと、我々ユーザーの事を考えた更なる進化だ。 一方、人参君は、「スペイン語特有の下品な言い回し」が、「ウリ」である。2のしょっぱなの「検閲にひっかかりました!」(注8)を始め、「あのヤリマン娘が..」(3面クリア時)「昭●天皇陛下が崩御?」(原文では「エルビスプレスリー」となっていた)などのきわどく表に出せないセリフがここかしこに出てくる。1で、原文で、「大根」と「ちんぽ」が同語であったため、訳出に苦労したことも、今となっては懐かしい思い出の一つだろう。 注8:この箇所は、スペイン語でPOLIPLEGICA、英語ではPOLIPLEGICと表記されているのだが、どんな巨大な辞書を引いても出てこないため、一部のスペイン人に問い合わせた所、「ああ、それは、読んだ人を惑わすための単なるデタラメで意味はないよ」ということらしかったので、状況を判断した上で、なぜかこうなってしまった。 なお、原作からカットされた設定として、亜美ちゃんの「サイズは上から90, 62, 92」というのがある。「おしおき」と「計測値」が同語である事を前提としたギャグなのだが、泣く泣くカットした。 6. 将来性 Tomorrows Soft では、現在ギャルハンターのコスプレをしてくれる人を大募集中だそうだ(つまり昆虫採集するガキの格好)。また、ぎゃるくえ2.5はこの夏発売らしい。他にも色々予定があるそうなので、同サークルから発行されている「ぎゃるくえ新聞」を満喫して欲しい。「O-721発生」とかゲームと関係のない記事が大変読みごたえがある。作者は最近までMSX業界と一線を引いていたらしいのだが、昨年のMSXフェスタ以来、良心的な非健全サークルとして、某つ●●わ氏などに高い評価を得ているようだ。 KAI magazineに将来は明らかにないが(余談だが、あの青山まさのり氏は絵は奇麗なのに顔はこの作者とそっくりらしい)、このこだわり(裏画面は通常見れないが、注3で述べた方法で検証していると見れることがある。そのアニメパターンの細かさはこば氏すら凌いでいるという説も)をこのままにしておくのは惜しい。残念だ。もし日本のエロゲーメーカーさん(GYNAX等)やスペインのエロゲーメーカーさん(「キャミーX指定」とか出してる雑誌社さん(注9)でも可)がこれを読んでおられたら、是非声をかけてあげてほしい。ちなみに人参君3の予定は今の所全然聞いてない。 注9:日本から漫画家がバルセロナコミケに来西してサイン会を開くほど盛んなスペインのmanga 業界では、アニパロ18禁がやはり売れている。ただ、日本ほど過激ではないらしく(どこがだ?といいたくなるがぐっと我慢。特にやおい物は理解出来ないらしい)、筆者がメッセサンオーその他で買い付けた同人物を某サベル氏(注10)に送り付けたらびびっていた。 注10:イラストレーター・CG屋。日本食レストランでバイトしているため、自称日本語ペラペラ。この号出るころ来日してるかも。乳首に「CAPS」「かな」を付けたMEGA-SCSI装備の裸の女の子とかそういう変な絵ばかり描いている。人呼んで「地中海の生んだ最終兵器」。 7. 結論 宣伝ではないが、全部買って筆者の目に狂いのないことを判断してほしい。 ぎゃるくえ1&2 以下まで、500円分の郵便小為替を送付して下さい。その際、必ず1か2か(それとも1000円で両方か)を明記して下さい。 人参君1 SYNTAXのディスクライターを利用して下さい(400円)。もしくは、G&T SOFTまで直接問い合わせて下さい。格安にてお分けします。 人参君2 G&T SOFT 本部へのお問い合わせも結構ですが、出来れば筆者に直接連絡及び、1500円の郵便小為替をご送金下さい。 最後に このレビュー記事を、MSX-SEED、TOMBOY、MSX-PRESS等に転載して頂ける方を探しております。また、パソ通などにアップをご希望の方には、テキストファイルを差し上げます。詳しくは、G&T SOFTまでご一報を。 検閲には原則的には応じませんのでご注意下さい。