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以下は、1999年8月、「催眠都市」の開発を正式に、それまでにCGを描いてくださった皆様に通達する際に送付したメールです。非常に衝撃的な内容ですが全て事実です。

Compjoetania TNG (コンピュタニア新世代) さんのページの「Puzzle Bobbel」の項は、ダヴィド氏からの見地が語られております。それによれば、ダヴィド氏が開発を始めたは、パ野郎がしゃしゃr出て台無しにする「前」だそうです。要するに、「雲子と夢子」プロジェクトなどという物は実在していなかったのです(泣)。



1.
まず最初に申し上げます。
「雲子と夢子」の製作は中止になりました。再開の可能性はありません。

これは、一重に、史上まれに見る悪質ユーザー「パトリク・レスパレ」(以下「パ」)の嘘と妨害によるものです。
今までの経緯を、正直に話させて頂きます。

1-a.
在蘭MSXユーザーのパ氏より、「雲子と夢子というゲームを作成しているので日本のCG家を紹介してくれ」というメールがあったのは、すでに1997年1月に遡ります。
その際の条件は、「1997年4月には発売する」というものでした。体験版(皆様の受け取ったそれと、ゲーム部分は全く同じ)が送付されてきた事もあって、当時、まさか後で判明する程の嘘つきとは夢にも思わなかった私は、承諾してしまったのです。
今白状させて頂きますが、実は私(タカミチ)は、パズルボブルというゲームが、大嫌いでした。しかし、当時の私は、「CGを提供してもらえれば、パーツや音楽、シナリオなど他の全てはこちらで作成する」という甘い文句にコロっと騙されてしまったのです。
正直なところ、ゲームを本当に開発しているかは、今にして思うと、疑わしい部分が多々ありました。
素人M様より、「このような乏しい情報量では描けない」と返答を受け、それを伝えたのにも関わらず、自分ではキャラデザインを全くしようとしなかったのもその一端でした。しかし、当時まだ騙されていることに気付かなかった私は、つい全て代りにデザインすることを引きうけてしまったのです。
ご存知の通り、絵を一切描かない人間である私にとって、それは大変な苦痛でした。
皆様にお渡しした資料のうち、パ氏の考えた部分は、オープニングデモの粗筋、「ユメタイリク」という世界の名前、「ドリームクリーチャー」が存在すること、及び「雲子」と「夢子」という名前及び二人が双子であることのみです。服装、外観、昆虫型「種族」の発想など他の全ては私が考えたものです。
ちなみに、「夢王様」「夢魔将軍」は100%私の作成したキャラです。
素人M様(1997年2月依頼)、及びこば様(1997年3月依頼)には、パ氏の言った通り、1997年4月が締め切りである旨を私は伝え、お二人には大変無理して、イベント直前の深夜に仕上げて頂きました。素人M様にはまた、丁寧なデモの指示台本を頂きました。

しかし、パの野郎はお二方のデータを、その後、自分以外に一度も渡したことはなかったのです。

ゲームは一切完成せず、パの野郎は、しゃあしゃあと、「プログラマのせいで落ちた」と抜かし、「イベントではCGを展示した」と、今にして思うと全くの嘘で私を喜ばせ、さらには「あと数週間で完成する」と、今にして思えば信用した私がバカだったことを言って回避しようとしました。
その後、何度か、一切オープニングデモを造ろうとしない事に関して苦情を述べたのですが、パの野郎は「データは渡したがプログラマが造ろうとしない」と全くの嘘で言い逃れを続けました。
1997年の10月には、「少し発展した」と言いながら、素人M様に作成して頂いたタイトル画面とは一切関係のない妙な画面のついた、名前自体も「PUZZEL BOBBEL」という、要は、一切素人M様やこば様のCGの使われていなかった自称体験版をよこしました。あんまりの屈辱に腹を立てた私は問い詰めましたが、パは「何故プログラマがこんな絵にしたか分からない」と嘘で答えました。後で判明したのですが、パは素人M様作成のタイトルCGの存在すら教えていなかったのです。

巧妙な事に、パは、私に、「雲子と夢子」の事を秘匿するように約束させていました。この事は、素人M様及びこば様にも伝えた記憶があります。この為、CGが完成しているという事実が、開発関係者から隠蔽され、故にここまでのひどい嘘が、私も含め一年間にもわたって気付かれることがなかったのです。

その後、1998年2月の頃、パの友人かつ、本当の原作者である「マリウス」氏が、「いつCG付きのバージョンが出来るか楽しみにしている」という趣旨のメールを送ってきました。これを読み、また、幾度か話をして、パが今まで主張して来たことと、マリウス氏の認識が全く異なっていた事を知りました。何と、パは、マリウス氏に、「CGは完成していない」だの「発売間近」だの伝えていたらしいのです。
1997年4月に発売といいながら、その際に提供したCG及びデモに対し1年近くにわたって明らかに何の作業をしていないパに、既にかなり不信感を抱いていた私は、即刻完成させるように要求しました。しかし、パは、プログラマの「ダヴィド」氏が怠慢と言い、一切に作業をしなかった上、ステージの構成やストーリーといった基本的な事項の設定すら行おうとしませんでした。
さらに、ダヴィド氏より、パからは殆ど何の連絡も受けていないことを聞きました。
マリウス氏に、事の一切を相談した結果、「ああ、あいつは別に何もやってないよ。単に人間に仕事やらせて自分がリーダーだと言ってるだけさ。クビにすりゃゲームが完成するんだろうけどな」という返答が返ってきました。
パをさらに激しく問い詰めたところ、ついにオープニングデモの資料をダヴィド氏に渡していない事を白状しました。

締め切りは1997年4月と押し付け、イベント直前まで働かせた挙句、その後一年間「プログラマが怠慢だから作ってない」と嘘をつきつづけていた。一体これほどふざけた奴がいるでしょうか。

キャラデザや世界設定を私がやらされたのも当然のこと。パはもとより指示を出す気などなかったのです。
この嘘つきに資料と提供した所で絶対プログラマの手に渡ることはなく、「雲子と夢子」完成の可能性は万に一つもない事にようやく気付いた私は即刻、パに「クビ」を言い渡しました。パはあわてて「さっきダヴィドに資料を渡した」などと嘘をつきましたが、すでにダヴィド氏と連絡を取り始めていた私にはすぐに嘘だと判明しました。

こば様にはこの時連絡させていただいたのでご存知だと思いますが、私はこの時SYNTAXにデータ一切を提供し、ミニゲーム等を作成の相談を持ちかけております。今にして思えば、最善の策であったかもしれません。しかし、当時の私は、阿呆と思えるでしょうが、海外のユーザーの悪質ぶりを日本の目に触れさせないため(今では全くそんな事は思っていません)、乗り気であったいまひ氏からこの提案を引き下げたのです。

1-b.
先ほど述べたように、「秘匿」を言い渡されていた私は、その目的がダヴィド氏やマリウス氏にバレないようにする為であった事に気付き、即刻「雲子と夢子」に関するホームページを立ち上げ、そこに、素人M様のオープニングデモを、手作業により完全にGIF画像で再現したものを含め、今までの経緯を掲載し、CGも公開させて頂きました。
さらに、当時、イベント直前二週間前だったのですが、ダヴィド氏には一部不完全ながらも、オープニングデモを作成してもらい、それに体験版を添付したものが完成しました。これは皆様にもお渡ししたのでご存知と思います。
そして事の全てが明らかになり、私を中心に新体制での製作がスタートしました。

しかしながら、今から振りかえってみれば、例えパをクビにしても完成の可能性は存在しないことに気付くべきだったでしょう。
なにしろ、ダヴィド氏自身はあくまでも「雇われプログラマ」。彼もずっと「CGはタカミチが全て提供することになるが奴は仕事をしていない」というパの嘘をうかうかと信じて、作業をしていたのです。
1998年版の体験版には、素人M様作成のタイトルがついておらず、代りに、こば様のスケッチ(私がスキャニングして送付したもの)が使用されていました。これをダヴィド氏に問いただしたところ、「パが『これがタイトルだ』と言って寄越した」のだそうです。パは単に怠慢だったのではなく、完全に「意図的」に巧妙に嘘をバラ撒いていたのです。
それを知り、さらに、パーツ描きも音楽作成も、画面設計も、いやシステム設計担当者も、一切存在しない、したこともないという真実を知ったダヴィド氏が、ほどなくして一切の製作から手を引いたのは、今にして思えば当然と言わざるをいません。

さらに、もっと恐ろしいことが起りました。
パは、自分がクビにされたのを認識するどころか、人々に「『雲子と夢子』リーダーは自分だ。ダヴィドとマリウスは完全に俺の指示下にある」と、考えただけでも身の毛もよだつ嘘を広め、信じられないことに幾人かはそれを信じたのです。無論パの野郎は一度として実際に指示を下したことはありません。聞いた話では、勝手に「音楽担当者」を募集し、しかも一切資料を提供しなかったそうです。

海外ユーザーの低能さに呆れかえった私は、それでも、自分が努力をすれば、あるいはダヴィド氏が「がんばり」を理解してくれるだろうという、良く考えれば何の根拠もない決意のもと、製作を推し進めました。
上にも述べた通り、「雲子と夢子」のシステム自体は、私自身は全く興味のなかった(はっきりいうとプレイしたくない)システムです。しかし、こば様と素人M様の努力を無にする訳にはいかない、その一心で、世界観、ステージ構成、登場人物、ストーリー等を、私の能力の及ぶ限りの所で作成しました。
1998年5月にはGAU様、7月には亀井様、8月には上野雅博様にCGの依頼をさせて頂きました。また、8月からは、星野ぴかそ氏にイラスト担当及びアドバイザー的立場で協力頂いております。
快く承諾頂き、一見製作は順調に進んでいるかのように見えました(実際にはCG以外何も作成されていなかったのですが)。当時のMSX同人誌「MSX−SEED」にも掲載されました。

しかし1998年10月。私もついに挫ける時がやってきました。
それは、とある在蘭ユーザーからの、「テメー今すぐ即刻パと和解しろ!」という強圧的な一言で始まりました。
パトリクのバラ撒く嘘をまともに信じている奴がいるのです。
必死の思いでCGを描いてくださった皆様への責任を果たす為に、好きでもないゲームを作成し続ける私ではなく、何の作業もせず、嘘を言い張り妨害するしか能のないパの野郎を信用する海外ユーザー。
私は完全に精神に変調を来たしました。
今まで、経済的時間的全ての労力をつぎ込んできた在蘭ユーザーとの関係を殆ど打ち切り、さらに、一切のMSX活動から手を引くため、ホームページ閉鎖の文章も作成しました。さらに、MSX活動引退以上の行動によって、皆様への義務を果たせなかった責任をとることも考えました。

「MSX活動引退以上の行動」が何であるかは、あえて申し上げません。重大な責任を取る為に日本人が行いがちな行動といえば、何かは説明するまでもないと思います。

1997年からの古い付き合いである、ミャーテン氏に、私は事の次第の調査を依頼しました。
それによれば、パ野郎の要求は、

  1.俺は今でも『雲子と夢子』のリーダーだ。
  2.俺はリーダーだから何もする必要はない。

…というものでした(爆笑)。
「単に口に出さないだけで、ダヴィドもマリウスも俺の指揮下だ。タカミチも俺の指示に従え」といいはるこの阿呆な要求に最終ショックを受けた私は、ミャーテン氏の次のコメントにより止めを刺されました。

「要は、こいつも、マリウスも、『雲子と夢子』を造りたいんじゃなくて、他人が作ってくれるのが見たいんだよ。」

ここまで来て、やっと私は自分が利用されていた事に気付きました。
パの野郎は、私が世界を完成させ、必死に責任を果たそうとするのを、横目で期待して見ていたのです。

私は、完全に製作する気は失せましたが、それ以上に、「MSXをやめて」も、「それ以上の行動で責任をとって」も、CGを描いてくださった皆様への裏切りではあることに気付きました。
絶体絶命の状況のまま、殆どのMSX活動から遠ざかったまま数ヶ月を絶望の中で過ごしました。

2.

しかし、1999年2月、上野雅博様よりCGを頂いた時点で、私は決意致しました。
こうなれば全く別なゲームを造り、皆様の作品を世に出すしかありません。
とっさに思いついたのが、某イモリ・プロダクション(http://www02.so-net.ne.jp/~ubukawa/index.html)にて配布されている、「バケモンからダイオキシン」なるバカゲーで採用されているカードゲームシステムです。
それまでのキャラデザの中で、「雲子」と「夢子」が、実は「天才バカボン」の「バカボン」や、「機動戦艦ナデシコ」中の(ファンの方いらっしゃればお詫びいたしますが)「ミスマル・ユリカ」なみに主人公とは言いがたいことに気付いていた私は、彼らを過去においやり、他のキャラと時空を超えてつながっているという設定にしました。
さらに、パに付け入る隙を与えず、また『雲子と夢子』にまつわる名前を耳にするだけでもぞっとするようになっていた私は、かつてのキャラ名をそれぞれ「格闘家」「けもの使い」「妖精王」「変態侯爵」とし、そして思いきって、妖精王を敵ボス、変態侯爵を主人公という風に、180度設定を変更させて頂きました。タイトルも、「催眠都市」と変更しました。

早速、私は、バケモンシステム(ちなみにイモプロさんには了承を得ております)をMSXに移植するために、簡単なBASICプログラムを作成し始め、思考ルーチンやキャラ設定を加えたそれを一ヶ月程度で完成させました。
ここで突き当たったのが、ストーリーやキャラをどう表現するか?という問題です。
いくら多数のCGが存在していたとは言え、それのみで私の考案した、不条理きわまる、妖精国を表現することは到底不可能でした。
まさか、ここまで皆様にご迷惑をおかけした私が、皆様の手をわずらわせる訳にはいきません。
思い悩んだ末、私はふと、一部のMSXユーザーの間で熱狂的支持を得ております、「Н−man」(http://www.netfarm.ne.jp/~ainosato/)という文字漫画のことを思いだしました。
「これを…しかも全て英訳がついていれば凄いんじゃないか?」と考え、早速製作にかかりました。
3ヶ月程が経過しましたが、オチ以外は、210シーン程が全て完成しております。

また、CGに関しては、亀井様やぴかそ氏には既にお話してある通りですし、さらに、非MSXユーザーの方々にもご協力頂いております。
実は、私自身も、皆様にご迷惑をかけたくない一心で、既に一年以上も渡って、電車内での人物デッサンを行い(現在でも欠かさず続けております)、さらに、アニメも出来る範囲で視聴し、スキャナ・タブレット等も購入しました。長年のキャリアを誇られる皆様に比べれば、まったく幼稚園児の作品と思われる絵ばかりですが、実際の作品でも使用する予定です。
(先日お渡ししました、「Imperial Creature」とある画像は私自身の手によるものです)

そして、実際のMSXプログラムに関しては、ほぼ毎日メール交換をしておりますミャーテン氏に全権を依頼しており、何度も無理を言って試作版を作成して頂いております。
音楽は、バカディスクマガジン「Future Disk」基幹のヨルリス・スカープ氏。今の所は、海外のムーンサウンド音源用の音楽しか出来ておりませんが、FM音源版も作成頂く予定です。

現在の所は、最初に造ったカードゲーム(まだバランス最悪な上テキストonly)と、CG及び文字漫画によるデモ部分は完全に分離しており、別々に楽しむことしか出来ません。さらに、素人M様のオープニングデモは一切手がつけられていませんし、こば様に頂いたアニメーションもどこに入るか未定です。と、CG及び文字漫画によるデモ部分は完全に分離しており、別々に楽しむことしか出来ません。さらに、素人M様のオープニングデモは一切手がつけられていませんし、こば様に頂いたアニメーションもどこに入るか未定です。
しかし、10月内には、完全に融合の上、全世界同時発表「フリーソフト」として発表する予定です。
もし、何らかの形で謝礼を必要とされる方には、私自身よりお支払いさせて頂きます。

3.
例え、代替ゲームが完成したとしても、私が、皆様への当初の約束を果たせなかった事には代りありません。
また、全く違う複雑不条理なストーリーになってしまった事へのお叱りも覚悟の上ですし、キャラも全然違う性格にせざるも得ませんでした。
しかし私にも、●●田大学第一文学部哲学科卒の意地があります(笑)。必死に学習したアニメ・ゲームに加え、ホメロスの「イーリアス」やシェイクスピアをも考慮したストーリーは、一件馬鹿なだけに見えても、その実、「集団VS個人」「親友の大切さ」といった、哲学的なテーマを貫いたつもりです。
ちなみに、小説版も考えております。

私は、2年以上もの間、言語間の狭間の中で、私なんぞを信用して下さった皆様への責任を果たす為、苦闘してきました。
特にここ6ヶ月は、平均睡眠時間を4時間に減らし、一日中を作業・設計・交渉・絵の練習の為に費やし、今でも費やしております。
この2年間、MSX同人界は裏切りと嘘の連続でした。私は、人に作業させたまま、「で〜きませんでした〜や〜って貰えませんで〜した〜」とヘラヘラ言い放つような阿呆になるよりは死を選びます。
その心意気、どうぞ感じとって貰えれば幸いです。